ミス よけ 大全 中島孝志 著

ミスよけ大全 中島孝

 

を読みました。

 

 

まず思ったのはこの本は見やすい!ということでした。

 

横書きの本、私はあまり好みではなく、

 

大抵、少し読んでやめてしまう。私にとっては読みにくく頭に入らないからだ。

 

 

私は少し読んで読みにくいなと思う本はほぼ読まない。

 

縦書きか、横書きか、また、フォントの大きさなども重要である。

 

 

しかし、この本は違った。

 

苦手な横書きであるが、おそらく15-30分で読めてしまった。

 

そして、頭にすっと入ってくる。

 

それだけ読みやすく、簡潔にかかれている。読み手を考えた良書である。

 

この一冊で紹介されている仕事方法を実践すれば、

 

かなり効率が上がるのではないかと思われる。内容がまとまっている。

 

 

勉強になったことがいくつかあった。

 

①話す内容は1分以内にすること(文字数にすると300字以内)。

 

そして、あとは質疑応答時間とする。

 

筆者が、「この人は話がうまいな」と思う人の話し方とのことだ。

 

 

これも分かり易い1分は300字と明確に記されている。

 

私は早速、来週ある会議でこれを活かすべく、先ほど会議のレジュメを作成した。

 

 

もちろん300字以内。

 

277字にまとめた。

 

 

実際やってみると、確かにレジュメも見やすい。

 

300字という確固たる目標ができたので文章が作りやすい。

 

 

なによりも簡潔にまとまった。

 

 

私はだらだらするのが嫌いだ。

 

 

最近にやけにそう思うようになってきた。

 

 

仕事では顕著だ。(プライベートでは多少だらだらすることはある)

 

意味のない雑談、愚痴話、ほぼ関わらない。

 

 

発表や資料もそうだ。

 

できるだけ簡素化している。

 

一回の発表で4-5枚レジュメを用意する同僚もいるのだが、

 

そのような資料は読む気が失せる。

 

すなわち、読まれない可能性も高まる。

 

 

であれば、読みやす資料の方がいい、

 

簡潔だが内容はしっかりとしているものがいい。

 

 

無駄が嫌いだ。無駄な時間を使いたくない。私はある意味大ケチだ。

 

(と綴りつつも、このブログはかなり長々と書いている。しかし、これは自由だ。

仕事ではないし、書くことで発散している部分もある。と言い訳を書いておく。)

 

 

②ミスは必ず起こり得るものである為部下に対して怒らないこと。

 

部下を怒ったりすると怒られたくないことから

 

ミスがを隠すようになり、

 

表面化せず、もっと大変なことになるというのだ。

 

それは最もだと思った。

 

 

私は基本的に怒らない。

 

怒れない?恥ずかしい?怒るのに体力を使う?

 

という部分からか。

 

 

ただし、不機嫌にはなる。

 

私の部下にADHDであろうと思われる者がいる。

 

 

何度注意しても不注意が改善されないからだ。

 

 

何度も伝えたこと(口頭、書面、会議などで)に対して

 

ミスをされるとやはり動揺してしまう。

 

 

ミスをした後の部下の態度(私語が止まらなかったり、間食をしたり)が

 

気に入らない。

 

ADHDだとわかっていても胸糞が悪い。

 

 

私の不機嫌な態度を見て、部下も不機嫌になるのがわかる。

 

 

結局そういった繰り返しがこの筆者が述べていることに

 

繋がってくるのであろうと思った。

 

私が不機嫌な態度を取ることで部下は少なからず話しかけにくくなる。

 

 

この項を読んで私もまだまだだと反省するに至った。

 

 

ADHDの人間の指導は大変である。

 

日々勉強だ。

 

大変なので逃げている部分もある。

 

よく言えば、距離感を持って接しているということになるのだろうか。

 

 

諦めたくはないので試行錯誤の毎日だ。

 

 

ADHDの人間と一緒にいて

 

まともに相手をするとかなり疲弊する。

 

 

実は私の下につく部下でADHDは2人目だ。

 

1人目はあまりに仕事ができず、退職した。

 

 

 

これはたまたまなのか統計的に多いのかわからないが、

 

2人とも一人っ子であった。

 

 

ADHDは仕事はできない。

 

事務処理ができない。時間が守れない。集中できない。

 

 

おそらく、彼らは育った環境もあまりいいものではなかったのだろう。

 

多くは強制され少しはまともになるようだが

 

彼らは一人っ子。

 

比べられることなく、

 

その親も子というものはこういうものだろうと

 

思い、育てていたのかもしれない。

 

 

かくいう私も、過去、怪しいところはあったように思える。

 

手先が不器用で皆ができることができない。

 

できなくてパニックになり泣きわめく。

 

勉強は全くできない。漢字はカンニング。ドリルは答え丸写し。

 

 

そんな小学生時代だった。

 

 

だから、高校、大学受験は苦労をした。初歩の初歩から勉強した。

 

 

そんな自分だったがいつの間にか改善されたように思える。

 

 

これは環境や兄弟、友人の影響もあるだろう。

 

 

私の話はさておき、

 

 

ADHD関係なく、仕事である以上、うまくやるべきだ。

 

どうにかミスはミスでオープンにできる環境を整えたいと思った次第だ。

 

 

人間的に私はまだまだだなと思う。

 

 

③名前が思い出せない時の対処法

 

 

私は仕事上名前を間違えたりすることが過去何度かあり(仕事が忙しすぎて頭が回らなかったというのもある…言い訳である。)

 

他人の名前を自信をもって呼ぶことができない。

 

 

そんな中で著者は

 

・名刺をもらったらその場で5回ほど話の中にその人の名前を入れてみる。

(そうすることで頭にその人の名前が刻まれるらしい)

 

・何度か会ってるのだが名前を思い出せない時はこちらから名刺を差し出す。

 

・違う読み方で覚える。例えば田嶋さんだったら、田山島(たやましま)さんにする。

 

 

相手の名前を間違える程失礼なことはない。

 

以前会食の席で間違えてしまったことがあった。

 

その席ではその方がその後気分を損ない、ほぼ話をしてくれなくなってしまったのだ。

 

 

何で確認せず呼んでしまったのだと後悔先に立たずであった。

 

 

以上中島孝志著ミスよけ大全について。

 

良書なのでビジネスパーソンにお勧めである。